マツモト エツコ   Matsumoto Etsuko
  松本 悦子
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
言語種別 日本語
発表タイトル アレルギー性鼻炎合併喘息の実態と抗ロイコトリエン薬の有効性 -SACRA Questionnaireを用いた解析
会議名 第53回日本呼吸器学会学術講演会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎切士紗織, 多賀谷悦子, 奥出梓, 武田奈生子, 難波麻衣, 近藤光子, 玉置淳
発表年月日 2013/04/21
開催地
(都市, 国名)
東京、日本
概要 【背景】アレルギー性鼻炎と気管支喘息は同一気道のアレルギー性炎症、すなわちon
e airway, one diseaseの概念が提唱されている。【目的】SACRA questionnaireを用
い、気管支喘息における鼻炎合併をスクリーニングし、鼻炎合併例に対して新たに抗
ロイコトリエン薬を併用しこの有効性を検討する。【方法】吸入ステロイドを使用し
ている当院外来通院中の気管支喘息患者にSACRA questionnaireによるアンケートを
実施し、アレルギー性鼻炎の合併の有無をスクリーニングした。アレルギー性鼻炎の
可能性がある患者にモンテルカスト10mgを併用あるいは吸入ステロイドを倍量にし、
12週間後にSACRA questionnaire、呼吸機能検査、ACTスコアを再検しその変化を検討
した。【結果】気管支喘息患者の68%に鼻炎の合併が疑われ、VASでは鼻炎合併群で
は喘息コントロール不良例が多かった。モンテルカスト追加群とステロイド倍量群と
を比較すると、4週後および12週後のFEV1はモンテルカスト群でより顕著
に改善し、PEF値、ACTスコアも著明に改善した。