イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 頭蓋底悪性腫瘍に対する定位放射線治療後危機的鼻出血を来した一例 |
会議名 | **回定位的放射線治療学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表者・共同発表者 | ◎田村学, 古後佳生, 増尾修 , 大浦義典, 松本博之, 藤田浩二, 中尾直之, 上松右二, 板倉徹, 村垣善浩, 伊関洋 |
発表年月日 | 2011/05 |
開催地 (都市, 国名) |
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学会抄録 | 定位的放射線治療 15,35-44 |
概要 | 後日出版され、論文としても登録
症例は29歳男性で、突然の多量鼻出血と出血性ショックを来した。右内頸動脈C4-5部に仮性動脈瘤の形成と周囲狭窄を認め、同部位からの出血と診断された。血管造影後に同様の再破裂があり、右内頸動脈血管内塞栓した。また、病変部骨欠損と硬膜欠損に起因する気脳症も来したが、保存的経過観察で髄液漏なく独歩退院した。患者は、25歳時に鼻出血と右眼視野障害で発症した右篩骨洞付近原発腫瘍を有し、腫瘍摘出後の組織診断はEwing PNETであった。術後、化学療法と定位放射線治療(SRT)を併用し、CRとなった。しかし、初発から約2年後に右上顎洞、3年後に右眼窩部に腫瘍再発し、化学療法に加え、それぞれ同様のSRTを行い、腫瘍は画像上制御されていた。複数回治療に伴う放射線傷害性仮性動脈瘤形成は致死的となりうるため、発生・対応を念頭に置いた経過観察が必要であると思われた |