アヅマ タカシ
Adzuma Takashi
東 隆 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | ステントグラフト挿入術を支援する自動血管輪郭表示システムの有用性 |
会議名 | 第39回日本血管外科学会学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
発表者・共同発表者 | 東隆, 許家群, 植松美幸, 坂本怜, 市橋琢弥, 梅津光生, 中村亮一, 鈴木孝司, 村垣善浩, 伊関洋, 山崎健二 |
発表年月日 | 2011/04/21 |
開催地 (都市, 国名) |
沖縄 |
学会抄録 | 日本血管外科学会雑誌 20(2),461 2011 |
概要 | 【背景】ステントグラフト挿入部位を決定するためには
大動脈の分枝位置を正確に把握する必要がある.モバ イル C アームを用いて血管造影を行う際には分枝が造 影されるタイミングで画像を一時停止し,正確な留置部 位の血管領域を強調表示するため大動脈の輪郭をペン を使って手書きでなぞって記録する.このプロセスは不 潔野での操作が必要となるばかりでなくモニターパネル の厚みやペンの太さ,医師の描画能力など不確実な要素 が多い作業となる.【目的】今回我々は,手術プロセスの 省力化と精度向上を目的とした,自動血管輪郭表示シス テムを開発し臨床応用したので紹介する.【方法】既存の 汎用モバイル C アームに画像解析用の PC を接続し PC にて処理した画像を術野のセカンドモニターへ画像を出 力する.Step1:モバイル C アームから出力された DSA 画像を,インジェクターの信号と同期しながら取得す る.Step2:保存された画像は加算表示され造影血管全 体の表示画像を得た後,画像解析のアルゴリズムを用い て血管部位の輪郭を抽出する.Step3:抽出した血管輪 郭はリアルタイムの C アーム画像に重畳表示する【. 結 果】本システムを臨床応用し,従来の手書きによる方法 と比較検討した結果,より精度の高い血管輪郭画像を得 ることが可能であった.【結語】モバイル C アーム画像か ら大動脈の輪郭を自動で描画するシステムは既存のモバ イル環境に付加することが可能でるため汎用性が高く, 現在ステントグラフト治療を行っている多くの施設で手 術プロセスの省力化と精度向上を得ることのできるシス テムであると期待できる. |