イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 脳神経外科におけるナビゲーションとその発展 |
会議名 | 第36回日本外科系連合学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
発表者・共同発表者 | ◎村垣善浩, 丸山隆志, 伊関洋, 鈴木孝司, 吉光喜太郎, 田村学, 齋藤太一, 新田雅之, 岡本淳, 生田聡子, 林基弘, チエルノフミハ, 岡田芳和 |
発表年月日 | 2011/06/16 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 |
学会抄録 | 日本外科系連合学会誌 36(3),454 2011 |
概要 | 外科用ナビゲーションの主流は欧米の光学式だが、 コンセプトと初期開発は渡辺ら (現
自治医科大学 : 機械式) らや加藤 (現近畿大学 : 磁気式) らの日本脳神経外科医に よってなされた。 従来からの定位手術の基盤があり、 対象臓器の脳は目印が少なく機 能領野をもつことからであり、 脳実質病変や下垂体周辺病変に用いられている。 術前画 像によるナビゲーションの欠点であった脳の術中沈下による誤差 (4-8mm) を術中 MRI 画像のアップデートにより技術により低減し、 また機能 MRI や神経線維を描出する Diffusion MRI 画像を融合することによって解剖学的な情報に機能情報を重畳することを可 能にした。 我々は 2000 年に術中 MRI 装置 (0.3Tesla) を核とするインテリジェント手術室 を構築し 950 例の脳神経外科手術を行い内 2/3 以上でナビゲーションを使用した。 摘 出切開線の誘導、 顕微鏡下でも鑑別困難な残存腫瘍の位置確認等に有用であり、 神 経膠腫の平均摘出率は 90% となった。 現在、 術中変形予測や治療者 on demand の 3 次元表示等のシミュレーション技術との融合、 物質分析や温度等の高機能画像との融 合等が期待されており、 体内装置の位置計測のためには磁気式の精度向上が必要で ある。 今後は外科手技のみな |