ツチヤ ケン   TSUCHIYA Ken
  土谷 健
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   特任教授
言語種別 日本語
種別 部分執筆
表題 【透析医療のgender diversity】日本透析医学会統計調査における性差
書名 臨床透析
版・巻・頁 38,1264-1269頁
出版社(株)日本メディカルセンター
出版地
(都市, 国名)
日本
著者・共著者 川口 祐輝, 土谷 健
発行年月 2022/09
概要 <文献概要>日本透析医学会統計調査は,日本の透析療法の現況を表す,バイアスの少ないデータベースである.これまで,透析患者の発生率は,男性のほうが多く,男女間の差は年々拡大していると考えられてきたが,近年は疾病構造の多様化も影響し,一概にそういえなくなっている.また,死亡率に関して,女性には原則的に生存の優位性があるといわれているが,透析患者ではそれが当てはまらないことも多い.日本人女性透析患者では,若年層の心血管系死亡率と高齢層の非心血管系死亡率(とくに感染症)が,男性と比べて低いことから,他国と異なる傾向を示している.性差医療の実践には,既存のデータベースを用い,現況を把握していくことが重要だと考える.