ムカイ マサヨシ
  向井 昌功
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
言語種別 日本語
種別 全体執筆
表題 内視鏡下経前頭洞ドレナージと補助的小外切開の併用で治癒した上壁型眼窩骨膜下膿瘍例
書名 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報
版・巻・頁 124,1614-1618頁
出版社(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
出版地
(都市, 国名)
日本
著者・共著者 向井 昌功, 佐藤 えみり, 野島 知人, 瀬尾 友佳子, 崎谷 恵理, 五島 可奈子, 中溝 宗永, 野中 学
発行年月 2021/12
概要 上壁型の眼窩骨膜下膿瘍(SPOA)のドレナージ方法で内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)の適応が模索されている.ESS単独や外切開を併用して上壁型SPOAを治療した報告があるが,篩骨紙様板を介したドレナージが多い.症例は75歳の男性で左眼瞼腫脹を主訴に受診され,CTで両側前頭洞炎,左前頭洞外側下壁の骨欠損と連続するSPOAを認め,MRIで前頭洞真菌症も疑われた.われわれは外側の上壁型SPOAに対して内視鏡下拡大前頭洞手術を施行後,骨欠損を活用して経前頭洞ドレナージを試みた.小外切開を行って眼窩内を確認したが病変の残存はなく,内視鏡下経前頭洞ドレナージが上壁型SPOA治療の選択肢となる可能性が示唆された.(著者抄録)