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フタツキ リヨウ
FUTATSUKI Riyou
二木 了 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 種別 | 全体執筆 |
| 表題 | 高齢者潰瘍性大腸炎に対する回腸嚢肛門管吻合術の術後排便機能の検討 |
| 書名 | 日本消化器外科学会雑誌 |
| 版・巻・頁 | 49,714-720頁 |
| 出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
| 出版地 (都市, 国名) | 日本 |
| 著者・共著者 | 二木 了, 杉田 昭, 小金井 一隆, 辰巳 健志, 黒木 博介, 山田 恭子, 荒井 勝彦, 木村 英明, 福島 恒男 |
| 発行年月 | 2016/08 |
| 概要 | 高齢者潰瘍性大腸炎38例の術後排便機能を検討した.65歳以上を高齢者と定義し,65歳以上で手術適応のある症例のうち術前の排便機能が良好な症例に対して大腸全摘,回腸嚢肛門管吻合術を施行した.最終診察時(中央値4.3年(1.0~11))の1日排便回数は6回,soilingを常時認める症例は5.3%で,spottingのみを常時認める症例は2.6%であった.各症例毎に術後3ヵ月,6ヵ月,1年,以後1年毎の経時的な1日排便回数の推移をみると,術後1年目までは減少する症例が多く,術後1年目以降では回数が不変な症例が最も多くを占めた.手術時年齢別にみると高齢化に伴う術後排便機能の低下はなかった.高齢者潰瘍性大腸炎に対する肛門温存術式は術前の排便機能が良好な症例に対しては術後機能も良好であり,手術適応のある症例に対しては至適手術と考えられた.(著者抄録) |