アメミヤ ノブユキ   Amemiya Nobuyuki
  雨宮 伸幸
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
言語種別 日本語
種別 部分執筆
表題 LDL吸着療法が奏功したステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の2例
書名 日本透析医学会雑誌
ISBNコード 0914-7136
版・巻・頁 57,710頁
出版社(一社)日本透析医学会
出版地
(都市, 国名)
東京, 日本
著者・共著者 梨本 友美, 水谷 美保子, 川口 絢美, 岩谷 洋介, 能木場 宏彦, 今泉 理枝, 山崎 麻由子, 杉浦 秀和, 小池 太郎, 雨宮 伸幸, 星野 純一
発行年月 2024/05
概要 【症例1】28歳男性.3週間前に尿蛋白を指摘.2日前から浮腫が出現.Alb1.1g/dl,UP11g/gCr,Cr2.1mg/dlとネフローゼ症候群(NS),急性腎障害(AKI)を認め,第2病日PSL50mg開始.治療抵抗性で第30病日からLDL吸着療法(LDL-A)を5回施行.第38病日に完全寛解となる.
【症例2】80歳男性.2週間前から浮腫が出現.Alb1.6g/dl,UP10g/gCr,Cr2.5mg/dlとNS,AKIを認め,第3病日PSL45mg開始.第6病日血液透析(HD)開始.治療抵抗性で,第28病日からLDL-Aを3回施行.第36病日HD離脱,第59病日不完全寛解IIとなる.2例とも腎生検は微小変化群であった.
【まとめ】ステロイド抵抗性のNSにLDL-Aが奏功した2例を経験した.当院でNS治療にLDL-Aを併用した症例は13例で,5例は1か月以内に寛解を得た.過去の経験例と比較し,文献的考察を加え報告する.