テラダ タカヒロ
Terada Takahiro
寺田 尚弘 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 登録医 |
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言語種別 | 日本語 |
種別 | 全体執筆 |
表題 | SIRS症例における血中可溶性E-selectin濃度測定の臨床的意義 生命予後判定因子としての検討 |
書名 | ICUとCCU |
版・巻・頁 | 32,423-431頁 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
出版地 (都市, 国名) | 日本 |
著者・共著者 | 寺田 尚弘, 花房 茂樹, 原田 知幸, 並木 みずほ, 岡嶋 研二, 中川 隆雄, 鈴木 忠, 矢口 有乃 |
発行年月 | 2008/05 |
概要 | これまで、われわれは血管内皮細胞由来の接着分子である可溶性endothelium selectin(sE-selectin)に着目し、血中sE-selectin値が、重症度や不全臓器数と関連する報告をしてきた。今回は、来院時の血中sE-selectin値が生命予後と重症化の予測に有用であるかを、検討した。SIRS 50症例を対象に、来院時の血中sE-selectin値をラテックス凝集法にて測定した。来院時の血中sE-selectin値は、死亡群で有意に高値を示し、ROC解析で生命予後への敏感度は100%、特異度は、83.7%、AUCは0.92であった。来院時血中sE-selectin値と、来院時のSOFA score、入院後の最高SOFA scoreと相関関係を認めた。生命予後や重症化を予測する指標として、sE-selectinの有用性が示唆された。(著者抄録) |