テラダ タカヒロ   Terada Takahiro
  寺田 尚弘
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   登録医
言語種別 日本語
種別 全体執筆
表題 急性薬物中毒における血液浄化法の再検討
書名 ICUとCCU
版・巻・頁 26,S98-S99頁
出版社医学図書出版(株)
出版地
(都市, 国名)
日本
著者・共著者 寺田 尚弘, 石川 雅健, 曽我 幸弘, 武田 宗和, 中田 託郎, 市川 麻子, 中川 隆雄, 鈴木 忠
発行年月 2002/02
概要 過去約7年半の間に急性薬物中毒で救急搬送された335症例(男106例・女229例,平均38.4歳)に対する治療法・経過および血液浄化療法の適応について検討した.その結果,335例中血液浄化療法施行者は119例で,216例は点滴・利尿による支持療法のみを施行した.全例中自殺企図者が98%を占め,そのうち87%は精神科医が処方した向精神薬の大量服用によるものであった.ICUの平均在室日数は,向精神薬中毒が3.15日,その他の薬物中毒は4.22日であり,向精神薬中毒患者中,血液浄化療法施行の101例は3.43日,非施行の190例では3.10日であった.向精神薬中毒患者291例に対して血液透析(HD)または血液濾過透析(HDF)の施行者は29例,直接血液灌流(DHP)施行者は58例,HD+DHP施行者は15例,残る189例は保存的に経過観察した.血液浄化例128例の内訳はHDが46例,DHPが65例,血液吸着と透析・濾過透析施行が20例であった