ニツタ コウサク   Nitta Kosaku
  新田 孝作
   所属   その他 その他
   職種   非常勤嘱託
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 『血液透析患者の運動耐容能と透析中のΔBlood Volumeの関係』
掲載誌名 正式名:日本血液浄化技術学会会誌
ISSNコード:21855927
掲載区分国内
出版社 (一社)日本血液浄化技術学会
巻・号・頁 28(1),2-9頁
著者・共著者 矢部 広樹, 河野 健一, 若山 功治, 村上 淳, 花房 規男, 新田 孝作, 土谷 健
発行年月 2020/09
概要 【目的】本研究は、血液透析患者の運動耐容能と透析中のΔBVの推移の関連を検討した。【方法】血液透析患者20名を対象に心肺運動負荷試験を実施し、運動耐容能の指標である嫌気性代謝閾値(VO2AT)と最高酸素摂取量(VO2peak)を測定した。また心肺運動負荷試験実施の翌週以降の透析で、透析開始から終了までのΔBVの回帰式の傾きを算出した。そして各運動耐容能の指標とΔBVの傾きとの関連を検討した。【結果】VO2AT(r=0.44)とVO2peak(r=0.54)は、どちらも透析中のΔBVの傾きと有意な相関を認めた(p<0.05)。また総除水率を制御変数とした偏相関係数を検討した結果、ΔBVとVO2peak(r=0.47)との間に有意な関連を認めた(p<0.05)。【考察】運動耐容能が高い対象ほど、透析中のΔBV低下が小さかった。運動耐容能と透析中のΔBVとの間に何らかの関係性が示唆されたが、メカニズムは不明であり、今後の検討が必要である。(著者抄録)
文献番号 2021005391