ハギワラ ノブヒサ   Nobuhisa Hagiwara
  萩原 誠久
   所属   その他 その他
   職種   非常勤嘱託
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 生体腎移植後早期に移植床外腸骨動脈解離を来した1例
掲載誌名 正式名:移植
ISSNコード:0578-7947/2188-0034
掲載区分国内
出版社 一般社団法人 日本移植学会
巻・号・頁 53巻(2-3),215-220頁
著者・共著者 正木紀行†, 村上徹, 中尾優, 近藤晃, 蜂須賀健, 三木克幸, 小山一郎, 中島一朗, 萩原誠久, 渕之上昌平
発行年月 2018/11
概要 Abstract:70代男性。腎移植の約2週後に移植床外腸骨動脈解離をきたし、その診断にIVUSが有用であった。IVUSは、腎毒性のある造影剤が不要で、血管内腔のリアルタイムな観察が可能であり、血管の径や解離の距離を測定することもできるため、治療に用いるstentの種類を選択でき、安全に治療することができた。動脈解離をきたした原因については、手術時のhandling操作が影響していたと考えられた。すなわち、動脈吻合時のクランプ操作による物理学的刺激によって内膜剥離が起こり、時間経過とともに剥離範囲が大きくなり動脈解離に至ったと推測された。
DOI https://doi.org/10.11386/jst.53.2-3_215