ヌノダ シンイチ   SHINICHI NUNODA
  布田 伸一
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   特任教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 【補助人工心臓の進歩と課題】補助人工心臓の適応と装着後の治療 Bridge to transplantationとしての植込み型補助人工心臓の適応
掲載誌名 正式名:医学のあゆみ
略  称:医のあゆみ
ISSNコード:00392359
掲載区分国内
出版社 医歯薬出版(株)
巻・号・頁 262(1),11-17頁
著者・共著者 布田伸一†
担当区分 筆頭著者
発行年月 2017/07
概要 2011年4月に植込み型補助人工心臓(VAD)のbridge to transplantation(BTT)における保険償還がわが国で認可され、日本においても心臓移植とVADという重症心不全治療の両輪が揃うようになった。重症度による適応は、INTERMACS Profile 2〜3(J-MACSレベル2〜3)が主として植込み型VADの適応とされているが、Profile 4(レベル4)〜6においても、1週間に2回以上植込み型除細動器の適正作動を要する致死性不整脈の症例などは植込み型VADの適応となる。ここで、日本循環器学会心臓移植適応検討の判定結果を待っている間に状態がINTERMACS Profile 2(J-MACSレベル2)に悪化した場合は事後検証を受けることを条件に、判定を待たずにVAD植込みが可能となった。現在の心臓移植待機患者は心臓移植実施患者の10倍以上に増え、心臓移植まで3〜4年という長期待機であるため、植込み型VAD装着で待機する間に生じる感染、脳卒中、大量出血などや、本人および家族のケア負担も問題としてクローズアップされてきている。(著者抄録)
文献番号 2017253308