シミズ キヨウコ
SHIMIZU Kyoko
清水 京子 所属 その他 その他 職種 非常勤嘱託 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 急性膵炎,慢性膵炎に対する栄養管理の重要性と管理栄養士の役割 |
掲載誌名 | 正式名:日本膵臓学会誌「膵臓」 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35(2),174-179頁 |
著者・共著者 | ◎石井有理†, 清水京子, 坂田章 |
発行年月 | 2020/04 |
概要 | 膵炎では病態により脂質摂取量が異なるため,患者の QOL の改善には適切な栄養指導が必要である.症例は 30 歳代女性.薬剤性膵炎の経過中に脂質制限の食事療法が必要となり,栄養指導の介入となった.医師より脂質 20 g の制限食を指示され,食材の脂質含有量と調理法,献立例を提示した栄養指導を行ったが,患者の申し出と医師の継続不要との指示により,初回のみで終了となった.その後,医師より脂質の増量を許可されたが,患者自身が腹部症状の再燃を懸念して増量せず,脂質制限食を継続していたところ,体重減少と勤務形態に支障を来すほどの体力の低下を認め,再度栄養指導を開始した.医師と連携し,毎月,管理栄養士が栄養摂取量の評価を行い脂質,たんぱく質,エネルギー量を増量したところ,元の勤務形態に復帰できた.膵炎患者の栄養状態と QOL の改善には,管理栄養士が医師と連携し,定期的なきめ細かい栄養指導を積極的に行うべきと考える. |