ナカミゾ ムネナガ
  中溝 宗永
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   特任教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 眼振検査の病巣診断学的貢献度
掲載誌名 正式名:耳鼻咽喉科臨床 補冊
ISSNコード:09121870/21851557
掲載区分国内
出版社 耳鼻咽喉科臨床学会
巻・号・頁 (補冊2),95-103頁
著者・共著者 八木 聡明, 小林 謙, 中溝 宗永
発行年月 1986/01
概要 眼振検査の病巣診断学的意義を,めまい外来を受診し,神経耳科学的諸検査を行なった4887例について検討した.1)注視眼振の出現率は全体で約11%であったが,中枢疾患では60%と高率であった.2)注視方向性眼振は中枢性疾患を示し,水平性定方向性注視眼振も中枢性疾患に多く認められた.3)頭位眼振の出現率は全体では約37%であった.4)定方向性水平回旋混合性眼振は,圧倒的に末梢性疾患に多く認められた.5)方向交代性眼振は従来の報告に比し高率に認められ,この率は中枢,末梢ともに同程度であり,その存在のみでは病巣局在診断的意義はなかった.6)頭位変換眼振,特に方向変化性眼振で,回旋性眼振は末梢性に,垂直性眼振は中枢性疾患にほとんどが認められた
DOI https://doi.org/10.5631/jibirin.79.Supplement2_95
文献番号 1987016172