ミツダ トシヒロ
  満田 年宏
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 年齢層別にみた医師と看護師における針刺し報告率の比較
掲載誌名 正式名:日本環境感染学会誌
ISSNコード:1882532X/18832407
掲載区分国内
出版社 (一社)日本環境感染学会
巻・号・頁 34(1),45-49頁
著者・共著者 平光 良充, 李 宗子, 吉川 徹, 木戸内 清, 満田 年宏, 網中 眞由美, 細見 由美子, 黒須 一見, 國島 広之, 森澤 雄司, 和田 耕治, 森兼 啓太, 森屋 恭爾
発行年月 2019/01
概要 本研究の目的は医師と看護師の針刺し報告率を年齢層別に比較することである。エピネット日本版サーベイランスに参加している118施設に対し、2013年4月から2015年3月までに自施設に報告された針刺しについてデータ提供を求めた。86施設から6,164件の提供があった。すべての報告のうち、医師または看護師による報告は4,455件であった。本研究では、そのうち曝露源患者が判明した3,703件(医師1,326件、看護師2,377件)を対象として、報告事例のうち曝露源患者がHCV検査またはHBs抗原検査陽性である割合(肝炎ウイルス陽性針刺し割合)を算出した。肝炎ウイルス陽性割合は、医師が23.8%(95%信頼区間:21.5-26.0%)、看護師が13.9%(12.5-15.3%)で医師の方が高く(p<0.01)、年齢調整後でも医師の方が高かった(p<0.01)。また、看護師では年齢層と肝炎ウイルス陽性針刺し割合に関連はみられなかったが(p=0.77)、医師では年齢層が高いほど肝炎ウイルス陽性針刺し割合が上昇していた(p<0.01)。曝露源患者が感染症検査陰性の場合には針刺しが未報告になりやすいことが先行研究により明らかにされている。本研究結果から、医師は看護師より報告率が低く、医師では年齢層が高いほど報告率が低下すると考えられた。医師に対して針刺しをすべて報告するよう啓発することが必要である。(著者抄録)
文献番号 2019159964