ナガタ サトル   NAGATA Satoru
  永田 智
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 【プロバイオティクス 小児領域を中心とした基礎と実践のポイント】小児科領域における腸内細菌叢の重要性とプロバイオティクスの活用! 小児における腸内細菌叢の発達とプロバイオティクス
掲載誌名 正式名:薬局
ISSNコード:00440035
掲載区分国内
出版社 (株)南山堂
巻・号・頁 68(11),3390-3394頁
著者・共著者 永田 智
担当区分 筆頭著者
発行年月 2017/10
概要 <Key Points>ヒトにおいて、腸内細菌叢はおそらく胎児期に何らかの種となるべきものが母体から受け継がれ、それをもとに、生後、母体から分娩や授乳などを介してBifidobacterium(ビフィズス菌)を主体とする乳幼児型腸内細菌叢が成立し、摂取する食物内容に応じて、成人型のClostridium coccoides group最優位ものに移行・平衡していくものと考えられている。小児の腸内細菌叢は、分娩様式、栄養方法に影響を受けるが、経腟分娩、母乳栄養で、最もBifidobacteriumの優勢度が高い。腸内細菌叢の変化は、疾患に何らかの影響を与えているといわれているが、乳幼児期からどのようなプロバイオティクスを外来的に与えれば、成人期の健康維持に役立つかはわかっておらず、今後の検討に期待されている。(著者抄録)
文献番号 2017380579