ミツイシ ツヨシ
  三石 剛
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 【血管炎・血行障害】 大量の消化管出血を伴い血液凝固第XIII因子活性が低下したアナフィラクトイド紫斑の1例
掲載誌名 正式名:皮膚科の臨床
ISSNコード:0018-1404
巻・号・頁 50(4),445-448頁
著者・共著者 天野彰人, 三石剛, 川名誠司
発行年月 2008/04
概要 31歳男。上気道炎発症後に足関節痛と下肢の紫斑が出現し、血便、腹痛などの症状が出現した。近医で抗生剤治療を受けるが、腹部症状が増悪したため当院外科紹介となった。急性腹症を疑い緊急開腹手術を施行されたが血性腹水のみで腸管に壊死はなく腹腔内洗浄のみ行われ、下肢皮疹で当科紹介となった。下腿から足背に3mm大の紫斑が散在し、WBC、CRPの高値と血液凝固第XIII因子活性の著しい減少を認めた。腹部CTにより消化管の拡張、腹水を認めた。皮膚組織所見より真皮上層の血管周囲に軽度リンパ球の浸潤と小血管壁の内皮細胞の腫大を認め、蛍光抗体直接法で真皮上層の小血管壁にIgAの顆粒状沈着を認めた。以上の所見から、アナフィラクトイド紫斑(AP)と診断した。入院2日目よりプレドニゾロン内服を開始し、4日目より第XIII因子製剤静注を3回行ったが、紫斑の新生と腹部症状の改善がないためPSLを増量した。皮疹は消退し始め、腹部症状は軽減し、8日目にはCRPは低下し、血液凝固第XIII因子は正常化したため、PSLを減量した。腹部症状は8日目に改善し、皮疹は11日目に色素沈着を残して消退した。
文献番号 2008194404