スノセ ヒロシ   SUNOSE Hiroshi
  須納瀬 弘
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【耳鼻咽喉科外来処置での局所麻酔】局所麻酔で行う外耳および非穿孔鼓膜の処置と小手術
掲載誌名 正式名:ENTONI
ISSNコード:13462067
掲載区分国内
出版社 (株)全日本病院出版会
巻・号・頁 (264),17-23頁
著者・共著者 濵之上泰裕†*, 須納瀬弘*
担当区分 責任著者
発行年月 2021/11
概要 東京女子医科大学東医療センター耳鼻咽喉科では侵襲的な耳科処置の多くを外来で局所麻酔下に行っている。(1)イオントフォレーゼ、(2)キシロカイン綿花による表面麻酔、(3)注射による浸潤麻酔、といった手法を患者の状態や疾患に応じて組み合わせると、耳介周囲や外耳道、鼓膜の病変の多くは無痛的かつ安全に処置することが可能となり、一般的に手術を要するとされる病態でも治癒に導ける症例は多い。人口の高齢化により全身麻酔のリスクを抱える患者は増加しており、医療経済的にも患者と家族への負担の観点からも局所麻酔下処置の適応を拡大するメリットは大きい。一方、局所麻酔のリスクはゼロではなく、可逆的なものから致命的となるものまで種々の副作用がある。不適切な麻酔下での手技は不十分な処置と患者からの信頼喪失につながる。鎮痛作用を最大限に引き出して安全にかつ十分な処置を完遂するには、解剖と疾患の理解に加え手技の研鑽が必要である。(著者抄録)
文献番号 2022033915