ハルタ シヨウジ
  春田 昭二
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   准教授
論文種別 その他
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 【循環器集中治療のエビデンス更新-検証と課題-】急性心筋梗塞におけるMONA エビデンス再検証
掲載誌名 正式名:ICUとCCU
ISSNコード:03891194
掲載区分国内
出版社 医学図書出版(株)
巻・号・頁 43(12),669-676頁
著者・共著者 春田 昭二
発行年月 2019/12
概要 急性心筋梗塞を含む急性冠症候群に対するファーストエイドとして、モルヒネ(Morphine)、酸素(Oxygen)、硝酸薬(Nitrate)、アスピリン(Aspirin)の頭文字をとってMONAが長年、臨床の現場で使用されているが、最近になってやっと検証が行われている。このなかでアスピリンは唯一、有効性が示されエビデンスが確立しているが、残りのMONに関しては、有効性を示す試験に乏しいばかりか、有害である可能性を示す報告がある。モルヒネは死亡率を増加させ、酸素療法は梗塞サイズを拡大するなどの報告がある。しかし、検証した試験の全体的な質はエビデンスとして不十分であり、各国のガイドラインの推奨クラスに違いを認める。臨床現場にあっては、個々の症例で、MONの利点と欠点を考慮して、使用を決める必要がある。(著者抄録)
文献番号 2020119712