シミズ ユウコ   SHIMIZU Yuko
  清水 優子
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 急性炎症性脱髄性ニューロパチーを伴った自己免疫性肝炎の1例
掲載誌名 正式名:臨床神経学
ISSNコード:0009918X/18820654
掲載区分国内
出版社 (一社)日本神経学会
巻・号・頁 37(11),976-981頁
著者・共著者 清水 優子†, 竹内 恵, 太田 宏平、岩田 誠
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 1997/11
概要 64歳男,肝障害の悪化にともなう発熱後に四肢筋力低下と感覚障害,嚥下障害,顔面神経麻痺をきたし,高蛋白血症,高免疫グロブリン血症,肝胆道系酵素の上昇を認めた.肝生検により自己免疫性肝炎と診断.神経学的所見では両側顔面神経麻痺,球麻痺,四肢遠位優位の筋力低下,全感覚鈍麻,腱反射消失,髄液蛋白細胞解離があり,末梢神経伝導検査では脱髄性変化,腓腹神経生検で節性脱髄,髄鞘再生像を認めた.ステロイド投与により臨床症状の改善がみられた.本例は自己免疫性肝炎の増悪と共に,末梢神経に対する何らかの自己免疫応答が惹起され脱髄性ニューロパチーを引き起こした可能性がある
文献番号 1998144990