タニアイ マキコ
TANIAI Makiko
谷合 麻紀子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | (特集 胆膵疾患と性差医学)原発性胆汁性胆管炎(PBC)の性差の観点からみた特徴 |
掲載誌名 | 正式名:胆と膵 ISSNコード:03889408 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
巻・号・頁 | 39(6),501-503頁 |
著者・共著者 | 谷合麻紀子†, 橋本悦子 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/06 |
概要 | 胆汁うっ滞性自己免疫性肝疾患である原発性胆汁性胆管炎(PBC)の病態における性差は、いまだに報告が少なく必ずしも十分に検討されているとはいいがたい。我が国で急増している肥満・生活習慣病の合併に関しては、PBCでは男性で肥満合併が有意に高率であった。PBC患者における心血管イベント発症も男性で高率で、男性であることは心血管イベント発症の独立危険因子であった。PBCにおける肝癌発症に関して、男性では肝癌発症率と肝癌診断時の肝硬変合併率が低率であり、男性であることはPBCにおける肝発癌発症の独立危険因子であった。このように、PBCの病態に性差があることが明らかにされつつあり、PBC患者診療において性差を考慮することは重要と考える。(著者抄録) |
文献番号 | 2018310127 |