サイグサ ヒデト
  三枝 英人
   所属   医学部 医学科(附属八千代医療センター)
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 後輪状披裂筋に限局した特発性非炎症性ミオパチーにより両側声帯外転障害をきたした1例
掲載誌名 正式名:日本気管食道科学会会報
ISSNコード:00290645/18806848
掲載区分国内
出版社 (NPO)日本気管食道科学会
巻・号・頁 70(3),238-244頁
著者・共著者 岡田愛弓†, 三枝英人, 門園修, 山本圭介, 伊藤裕之, 山本昌彦
担当区分 2nd著者
発行年月 2019/06
概要 症例は83歳男性。8年前より吸気性喘鳴を伴う呼吸困難発作を繰り返し、過去2回の気管切開歴があった。徐々に両側声帯外転が低下していくことが指摘され、1年前に2回目の気管切開を受けて以降、レティナにワンウェイバルブが装着されたままの状態であった。気管孔閉鎖希望にて当科受診。喉頭内視鏡検査で声帯が吸気時に軽度外転した後、吸気途中から声門方向へ引き込まれるように内転し、声門狭窄する現象が観察された。後輪状披裂筋に対するbipolar hooked wire electrodeを用いた筋電図検査では明らかな筋原性変化を認めた。Woodman法による声門開大術(左側)を行い、術中に後輪状披裂筋に限局した明らかな変性を認め、病理所見から後輪状披裂筋の非炎症性ミオパチーと診断した。十分な声門開大が得られたので、気管切開孔を閉鎖した。その後1年6ヵ月経過しているが気道狭窄の再燃は認めない。(著者抄録)
文献番号 2019279010