ツツミノ ミチ
堤野 みち 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【IL-6の発見と薬剤開発の歴史】血管炎におけるIL-6のかかわり 発症の機序と治療標的としてのIL-6 |
掲載誌名 | 正式名:Keynote R・A ISSNコード:21879680 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)先端医学社 |
巻・号・頁 | 6(1),18-22頁 |
著者・共著者 | 堤野 みち, 針谷 正祥 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2018/06 |
概要 | 血管炎とは全身の様々な血管の血管壁に炎症が生じる疾患の総称で、傷害される血管のサイズにより大型・中型・小型血管炎に分類される。これらの血管の傷害機序には、自己免疫応答を介した細胞性免疫や液性免疫の異常が関与しており、炎症性サイトカインが病態形成に重要と考えられている。近年、その中でも、インターロイキン(IL)-6の重要性が着目され、わが国では2017年に抗IL-6受容体抗体であるトシリズマブが既存治療で効果不十分な高安動脈炎、巨細胞性動脈炎の治療薬として薬事承認された。また、小型血管炎である抗好中球細胞質抗体関連血管炎においてもIL-6の関与が着目され、治療標的としての可能性を示唆する知見が集積されつつある。本稿では、これらについて概説する。(著者抄録) |
文献番号 | 2018299176 |