イナダ ケン
INADA Ken
稲田 健 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【精神科薬物療法のここ10年の変化を検証する】 新規(第二世代)抗精神病薬の登場で多剤大量療法がどのように改善されたか? |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:1343-3474 |
巻・号・頁 | 11(1),21-28頁 |
著者・共著者 | 稲田健, 堤祐一郎, 石郷岡純 |
発行年月 | 2008/01 |
概要 | 統合失調症の薬物療法は新規(第二世代)抗精神病薬の臨床導入により変化が見られている。統合失調症の治療目標は症状の消去から、患者の社会復帰やQOLの向上に当てられるようになり、リハビリテーションの重要性はますます増している。結果として、SGAを単剤かつ適正な用量で使用することの重要性が再認識されるようになり、多剤大量療法の問題に注目が集った。本稿では、SGAがわが国の臨床に導入されてからの、抗精神病薬の多剤大量療法の改善状況について検証した。SGAの導入後、一時的に多剤併用療法の頻度が増えたものの、大学病院や、外来を中心にSGAの単剤療法が中心となりつつあることが分かった。今後は入院患者においても単剤両方の普及が望まれ、そのためには個々の医師に対する啓蒙や意識付けが重要と考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2008106297 |