イナダ ケン
INADA Ken
稲田 健 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 新規抗精神病薬は精神科医療を変えたか |
掲載誌名 | 正式名:臨床精神薬理 ISSNコード:1343-3474 |
巻・号・頁 | 12(11),2263-2272頁 |
著者・共著者 | 稲田健, 石郷岡純 |
発行年月 | 2009/11 |
概要 | 1996年に新規抗精神病薬(新規薬)が登場し現在までの間に、疾患の呼称は精神分裂病から統合失調症に変わり、医療政策では入院医療から地域社会への移行が推し進められている。これらの新規薬の登場と共に生じた精神医療の変化は、治療目標が症状コントロールから社会復帰に変化してきたことと関連する。同時に、社会復帰を目標としたとき、薬物療法を含む精神科治療の有効性と限界が明らかになり、今後の課題が明らかとなった。現在約3割に過ぎない寛解率を押し上げるために認知機能、陰性症状に有効性を持つ薬剤の開発、心理教育との統合が必要であり、副作用とQOLやアドヒアランスに与える影響への配慮はますます重要になるだろう。(著者抄録) |
文献番号 | 2010032134 |