クマキリ ジユン
KUMAKIRI Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腹腔鏡下に治療し得た子宮内外同時妊娠の2症例 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 67(1),42-46頁 |
著者・共著者 | 平沼 賢悟, 北出 真理, 熊切 順, 黒田 恵司, 地主 誠, 村上 圭祐, 竹田 純, 丸山 洋二郎, 牧野 真太郎, 板倉 敦夫, 竹田 省 |
発行年月 | 2018/01 |
概要 | 子宮内外同時妊娠は稀ではあるが、生殖補助医療の増加に伴いその報告例は増えている。今回、我々は腹腔鏡下に治療し得た子宮内外同時妊娠2症例を経験した。症例1は33歳、1経妊0経産。異所性妊娠により左卵管切除術の既往あり。単一胚盤胞移植で妊娠成立し、妊娠6週4日に急性腹症発症。異所性妊娠部の破裂を伴う子宮内外同時妊娠の診断で、同日緊急腹腔鏡手術を施行した。症例2は39歳、3経妊1経産。前医で2個の胚盤胞移植後に妊娠成立し、妊娠9週3日で当院受診。経腟超音波断層法で子宮内外同時妊娠と診断した。妊娠12週に下腹痛を認め腹腔鏡下卵管切除術を施行した。正所性妊娠のためにhCGが診断に有用でない子宮内外同時妊娠では診断に苦慮する場合も多く、手術の適正時期を逃すと大量出血や高度癒着のリスクが上昇する。子宮内外同時妊娠を疑った場合は、症状や腫瘤径、腹腔内出血を慎重にモニタリングしながら適切な介入時期を検討するのが望ましい。(著者抄録) |
文献番号 | 2018126138 |