クマキリ ジユン
KUMAKIRI Jiyun
熊切 順 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 卵巣チョコレート嚢胞感染症例に対する当院の治療指針の検討 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 62(2),344-347頁 |
著者・共著者 | 松村 優子, 地主 誠, 北出 真理, 熊切 順, 黒田 恵司, 青木 洋一, 竹田 省, 菊池 盤, 齋藤 寿一郎 |
発行年月 | 2013/04 |
概要 | 卵巣チョコレート嚢胞は生殖年齢女性に発生し感染をきたすと抗菌薬内服治療に抵抗性となる場合も多く、手術療法に至ることもある。今回、入院治療を要した卵巣チョコレート嚢胞への感染症例に対する、当院の治療プロトコールを後方視的に検討を行った。卵巣チョコレート嚢胞感染に対して、多剤併用広域抗菌薬の点滴投与を行い、体温、炎症所見などの改善を認めない場合は嚢胞穿刺を行っている。嚢胞穿刺で改善を認めない場合は、手術療法を検討している。2010年1月〜2012年7月に、卵巣チョコレート嚢胞感染をきたし入院加療を必要とした14症例を対象として検討を行った結果、14例中2例(14.3%)は多剤併用抗菌薬投与のみで軽快し、8例(57.1%)が抗菌薬投与と嚢胞穿刺で改善した。一方、残りの4例(28.6%)は手術療法施行となった。以上の結果より、卵巣チョコレート嚢胞穿刺は、侵襲も少ない治療法であり、治療効果も期待できるため有用な手技の一つであると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2013353085 |