イワシタ ハナコ
IWASHITA Hanako
岩下 華子 所属 医学部 医学科 職種 助教 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 英語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Mosquito arbovirus survey in selected areas of Kenya: detection of insect-specific virus |
掲載誌名 | 正式名:Tropical Medicine and Health ISSNコード:13488945 |
掲載区分 | 国外 |
出版社 | (一社)日本熱帯医学会 |
巻・号・頁 | 46,pp.1-15 |
著者・共著者 | Iwashita Hanako, Higa Yukiko, Futami Kyoko, Lutiali Peter A., Njenga Sammy M., Nabeshima Takeshi, Minakawa Noboru |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2018/12 |
概要 | ケニア国内で蚊を捕集してアルボウイルスの分布を検討した。2012年1月~7月にかけて、多種の蚊を採取しRT-PCR法を用いてホモジネートを評価した。484検体の蚊を捕捉し、ヒト関連アルボウイルスが検出されたものはなかった。RT-PCRのプライマーセットcFD2およびMAMDから、Mombasaにおいて雨季に採取された雌性のCulex quinquefasciatus 54匹、乾季に採取された雄性のCulex quinquefasciatus 1匹からPCRバンドが確認され、GenBankデータベースのCulexフラビウイルス株Uganda08の相同領域に99%一致するものであった。プライマーセットFLAVI1およびFLAVI2を用いた場合でも同様の成績が得られた。この陽性検体のうち、96.3%はケニアとウガンダの国境近くにあるBusiaで採取されていた。系統発生解析では、Mombasa、KakamegaおよびBusiaで採取されたCulexフラビウイルスは、地理的には隔たりがあるものの遺伝的多様性は最小限に留まっていた。また、Culex蚊のほか、Aedes蚊、Anopheles蚊からもフラビウイルス属が検出され、Aedes aegypti 1検体からcell fusing agent virusが検出された。今回の検討ではヒト関連アルボウイルスは見つからなかったが、昆虫特異的ウイルスが多種の蚊から検出された。 |
DOI | https://doi.org/10.1186/s41182-018-0095-8 |
文献番号 | 2020220990 |