ホシノ　ジユンイチ   HOSHINO Junichi   星野　純一    所属   医学部 医学科（東京女子医科大学病院）    職種   教授・基幹分野長
論文種別	症例報告
言語種別	英語
査読の有無	査読あり
表題	インフルエンザワクチン接種後のフィブリノイド血管炎を伴った半月体形成性糸球体腎炎(Crescentic Glomerulonephritis with Fibrinoid Vasculitis after Administration of Influenza Vaccine)
掲載誌名	正式名：Internal medicine (Tokyo, Japan) 略　 称：Intern Med ISSNコード：09182918/13497235
掲載区分	国外
出版社	(一社)日本内科学会
巻・号・頁	62(7),pp.1077-1080
著者・共著者	Hara Risa, Hasegawa Eiko, Inoue Noriko, Sekine Akinari, Tanaka Kiho, Ikuma Daisuke, Mizuno Hiroki, Oba Yuki, Yamanouchi Masayuki, Suwabe Tatsuya, Sawa Naoki, Kono Kei, Kinowaki Keiichi, Ohashi Kenichi, Ubara Yoshifumi, Hoshino Junichi
担当区分	最終著者,責任著者
発行年月	2023/04/01
概要	症例は66歳男性。発熱、関節痛、筋肉痛の評価のために入院した。インフルエンザワクチンを接種後3日目から動悸と労作性頻脈が出現していた。約1週後に関節痛、筋肉痛、微熱が出現して持続し、タンパク尿と血尿を認めたため、ワクチン接種後2ヵ月時に入院となった。5年前のインフルエンザワクチン接種時には副作用を認めていなかった。血清クレアチニン1.0mg/dL、C反応性タンパク16.1mg/dL、ミエロペルオキシダーゼ抗好中球細胞質抗体(MPO-ANCA)価4170IU/mLであった。腎生検の所見からフィブリノイド血管炎を伴う半月体形成性糸球体腎炎と診断し、顕微鏡的多発血管炎(MPA)の腎浸潤に一致した。メチルプレドニゾロンパルス療法を併用するプレドニゾロン治療を開始したが、14日後もMPO-ANCA価が高値であった(3800IU/mL)。週1回のリツキシマブ治療を追加すると、5ヵ月後にMPAの完全寛解となった。
DOI	10.2169/internalmedicine.9410-22
文献番号	X411590020<Pre 医中誌>
PMID	36070955