ムナカタ ユウタロウ
  宗像 裕太郎
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【人工股関節周術期管理マニュアル-術前計画からリハビリテーションまで-】THAのリハビリテーション
掲載誌名 正式名:整形外科最小侵襲手術ジャーナル
ISSNコード:13423991
掲載区分国内
出版社 (株)全日本病院出版会
巻・号・頁 (105),80-88頁
著者・共著者 宗像 裕太郎
発行年月 2022/12
概要 近年,人工股関節全置換術(THA)は,インプラントの初期固定性への信頼性の向上や,minimally invasive surgeryの進化も相まって,入院期間の短縮が進み,活動性の高い労働やスポーツ,趣味に復帰する患者も少なくない.それを可能にするためには適切なリハビリテーション(以下,リハ)の介入が重要である.まず術前の評価として,患者の社会的,医学的なコンディションと,希望する活動性のゴールを把握する.術後は,深部静脈血栓症予防のためにも,可及的速やかに離床,荷重,歩行を開始するが,脊柱変形や対側上下肢の障害,脚長差が妨げになる場合があり,病状に合わせて適切にメニューをmodifyしていく.近年は,初回THAにおいて,禁忌肢位の設定などの脱臼指導は脱臼率を下げず,むしろ日常生活動作の回復を妨げるという報告も多く,適切な手術がなされれば,脱臼指導は不要である.術者,リハ担当者,患者が三位一体となり,目標達成のために進んで行くべきである.(著者抄録)
文献番号 WC20220009<Pre 医中誌>