ムナカタ ユウタロウ
  宗像 裕太郎
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 Steindler変法を上腕軟部肉腫広範切除後の機能再建術として用いた1例
掲載誌名 正式名:整形・災害外科
ISSNコード:03874095
掲載区分国内
出版社 金原出版(株)
巻・号・頁 47(12),1511-1514頁
著者・共著者 宗像 裕太郎†, 中野 裕貴, 岩田 慎太郎, 萩原 洋子, 加藤 義治, 伊藤 達雄
担当区分 筆頭著者
発行年月 2004/11
概要 44歳男.2年前より左上腕部の腫瘤に気付いていた.腫瘤は皮膚との癒着がなく,弾性硬で,14×10×8cmであった.MRIのT2強調像で高信号,T1強調像で低信号を呈し,Gd造影で不均一に造影され,筋皮神経は腫瘤に接していた.生検病理所見で滑膜肉腫と診断し,アドリアシンおよびイフォマイドによる化学療法を1クール施行した後,広範切除,筋皮神経合併切除を行うと共に,Steindler変法により肘屈曲機能を再建した.術後も術前と同様の化学療法を4クール施行した.切除標本は最大割面7×5cmの壊死を伴った黄白色の結節性病変を認め,biphasic synovial sarcomaの像であった.術後6ヵ月で局所再発および遠隔転移はなく,JOAの肘関節機能評価基準では83/100であり,疼痛項目5点,筋力1点,ROM 7点の減点であった.術後4年半経過し,Ennekingの評価システムによる評価点は23/30で,患者も十分満足していた
文献番号 2005067069