カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 MPA療法後に治療を中断し,脳転移を伴う再発後にTC療法を含む集学的治療が奏効した子宮体癌の一例
掲載誌名 正式名:関東連合産科婦人科学会誌
ISSNコード:21860610/21860629
掲載区分国内
出版社 (一社)関東連合産科婦人科学会
巻・号・頁 53(4),531-538頁
著者・共著者 大西 賢人, 定月 みゆき, 赤羽 宏基, 粟野 啓, 林 彩世, 諸宇 ヒブン, 郷田 朋子, 田邊 良介, 張 士青, 中西 美紗緒, 水主川 純, 桝谷 法生, 大石 元, 高本 真弥, 山澤 功二, 矢野 哲
発行年月 2016/11
概要 子宮体癌に対する妊孕性温存療法は,高い再発率を認めることから治療後の経過観察が重要である.今回,medroxyprogesterone acetate(MPA)療法後に再発し治療した一例を経験したので報告する.症例は未経妊,49歳.36歳時に不正性器出血を主訴に当科受診した.子宮内膜組織診はendometrioid adenocarcinoma,Grade 1で,子宮体癌IA期と診断した.本人が妊孕性温存を希望し,MPA 600mg/日内服の方針とした.MPAを計36週間使用後,5回目の子宮内膜全面掻爬術にて癌細胞は検出されず,近医で体外受精を施行する方針とした.その後本人の都合で不妊治療を中断し,子宮体癌の経過観察も中断した.8年後に,脳,肺,腟,リンパ節転移を伴う子宮体癌の再発が確認された.全脳照射を施行のうえ単純子宮全摘出術,両側付属器摘出術,腟壁腫瘍摘出術を施行した.Endometrioid adenocarcinoma,Grade 3と診断され,TC療法(paclitaxel+carboplatin)を開始したところ転移巣は縮小し,現在も再発なく経過観察中である.本症例は経過観察が継続されていれば早期に再発を発見できた.また再発子宮体癌に対して放射線治療,手術療法,TC療法が有効であることが示された.(著者抄録)
文献番号 2017102892