カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 大学病院での児童虐待防止への取り組みとその成果
掲載誌名 正式名:川崎市医師会医学会誌
ISSNコード:09145982
掲載区分国内
出版社 (公社)川崎市医師会
巻・号・頁 33,24-28頁
著者・共著者 北川 博昭, 脇坂 宗親, 向井 敏二, 山本 仁, 水主川 純, 福田 羽衣
発行年月 2016/09
概要 2003年3月〜2015年3月の13年間に著者らの施設を受診した患児の中から医療従事者が「変だな」と感じ、Marianna Child Abuse Prevention(MCAP)委員会で虐待か否かを審議した症例(疑い例を含む)を分析して検討した。その結果、虐待が疑われMCAP委員会で審議された小児症例は217例(男児120例、女児97例)で、乳幼児が6割を占めていた。受診診療科は小児科が88件と最も多く、次いで脳外科、整形外科、小児外科の順であった。虐待を疑うきっかけの症状は四肢や体幹などの皮下出血が24%、頭部打撲傷が18%、四肢を含めた骨折が9%の順であった。尚、虐待が疑われ児童相談所に勧告した事例は90件と増加傾向にあり、警察介入事例も21例に認められた。
文献番号 2017056548