カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 妊娠25週に喉頭浮腫を来たすも良好な予後を得た遺伝性血管性浮腫合併妊娠の一例
掲載誌名 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌
ISSNコード:1348964X
掲載区分国内
出版社 (一社)日本周産期・新生児医学会
巻・号・頁 51(4),1299-1303頁
著者・共著者 名古 崇史, 水主川 純, 秦 ひろか, 鈴木 季美枝, 五十嵐 豪, 中村 真, 鈴木 直, 右田 王介
担当区分 2nd著者,責任著者
発行年月 2015/12
概要 症例は24歳で、23歳時に進行性血管性浮腫(HAE)合併妊娠のため血管性浮腫発作の長期予防としてトラネキサム酸内服が妊娠中も継続された。妊娠37週にHAEの血管性浮腫発作の短期予防として乾燥濃縮ヒトC1-インアクチベーター点滴静注を併用した分娩誘発が行われ、経腟分娩に至った。今回、自然妊娠が成立し、妊娠11週4日にHAE合併妊娠の周産期管理目的のため受診した。HAEの血管性浮腫発作の長期予防としてトラネキサム酸内服を継続した。妊娠10週以降は四肢の血管性浮腫発作が週1〜2回の頻度で出現した。妊娠25週0日、喉頭部違和感と呼吸困難感が出現した。喉頭浮腫を認め、HAEによる咽頭浮腫と診断し、乾燥濃縮ヒトC1-インアクチベーター点滴静注を開始した。喉頭浮腫および臨床症状は改善した。妊娠38週、自然陣痛発来後に血管性浮腫発作の短期予防として乾燥濃縮ヒトC1-インアクチベーターを投与し、男児を自然分娩した。産褥5日目に母児ともに軽快退院した。
文献番号 2016107034