カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 妊娠中に支援機関に保護されたDomestic violence被害妊婦14例に関する検討
掲載誌名 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌
ISSNコード:1348964X
掲載区分国内
出版社 (一社)日本周産期・新生児医学会
巻・号・頁 46(1),54-57頁
著者・共著者 水主川 純, 定月 みゆき, 中西 美紗緒, 兼重 昌夫, 細川 真一, 赤平 百絵, 松下 竹次, 箕浦 茂樹
発行年月 2010/04
概要 過去3年間に、妊娠中に支援期間に保護されたDomestic violence(DV)被害妊婦14例を対象について検討した。母体の平均年齢は26.3歳で、初産婦3例、経産婦11例であった。未入籍は6例で、4例が外国籍であった。DVの開始時期は妊娠前8例、妊娠中、不明が各3例であった。DV発見の契機は、支援期間や警察への相談12例、救急外来受診2例であった。保護時の平均妊娠週数は22.7週で、13例は妊婦健診受診をDVによって阻害され、不定期な受診であった。母体合併症は精神神経疾患4例、クラミジア頸管炎3例、Rh血液型不適合妊娠2例、2絨毛膜双胎2例等がみられた。また、1例が稽留流産していたが、13例が分娩、平均分娩週数は38.0週で、死産や周産期死亡例はなかった。尚、出生児のうち10例が小児科入院を要し、うち3例が低出生体重児、3例が早産児であった。
文献番号 2010226120