カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 助産所からの母体搬送症例64例に関する検討
掲載誌名 正式名:日本周産期・新生児医学会雑誌
ISSNコード:1348964X
掲載区分国内
出版社 (一社)日本周産期・新生児医学会
巻・号・頁 45(4),1339-1344頁
著者・共著者 水主川 純, 定月 みゆき, 兼重 昌雄, 細川 真一, 松下 竹次, 箕浦 茂樹
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2009/12
概要 助産所からの母体搬送症例について検討した。対象は2007年〜2008年に受入した助産所からの母体搬送64例(平均年齢32.4歳)であった。初産婦が55例(85.9%)であり、うち20例(31.2%)が35歳以上の高齢初産婦であった。1)搬送依頼理由は妊娠37週未満では切迫早産5例、早期破水6例で、妊娠37週以降では前期破水26例(うち羊水混濁16例)、胎児心拍モニタリング異常所見10例、微弱陣痛4例、妊娠高血圧症候群、羊水過少、異常出血各3例、その他4例であった。2)子宮内胎児死亡(IUFD)に伴う死産1例を除く63例の平均分娩週数は38.6週(うち早産11例)、分娩様式と平均母体年齢は自然分娩46例(31.9歳)、鉗子分娩8例(34.6歳)、帝王切開9例(35.4歳)で、自然分娩に比べ帝王切開の年齢が有意に高く、高齢初産20例中自然分娩は9例であった。3)出生児の平均出生体重は2867.7g、2500以下の低出生体重児は11例、新生児死亡はなかったが、26例が小児科入院を要していた。
文献番号 2010152912