カコガワ ジユン
  水主川 純
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 術後10年目に腹壁転移をきたした境界悪性卵巣腫瘍の1例
掲載誌名 正式名:日本産科婦人科学会東京地方部会会誌
ISSNコード:02885751
掲載区分国内
出版社 (一社)東京産科婦人科学会
巻・号・頁 58(4),444-447頁
著者・共著者 市川 麻祐子, 岩間 洋亮, 中西 美紗緒, 水主川 純, 桝谷 法生, 定月 みゆき, 五味淵 秀人, 箕浦 茂樹
発行年月 2009/12
概要 境界悪性卵巣腫瘍と診断された10年後に、腹壁再発をきたした症例を経験したため報告する。症例は30歳、0経妊0経産。10年前(20歳時)に右付属器腫瘍に対し、右付属器切除術・左卵巣楔状切除術を施行した。最終病理診断でmucinous tumor of borderline malignancyとされ、stage Iaであることより経過観察となったが、その後外来受診されなかった。今回、腹部膨満感を自覚し近医にて卵巣腫瘍を指摘され当科紹介受診。腹部骨盤MRIにて左卵巣腫瘍と腹壁腫瘍を認め左卵巣腫瘍核出術・腹壁腫瘍切除術を施行した。術後病理で、左卵巣腫瘍、腹壁腫瘍ともmucinous tumor of borderline malignancyと診断され、免疫染色では、前回の右卵巣腫瘍と今回の腹壁腫瘍は同様であったのに対し今回の左卵巣腫瘍は異なっていた。したがって今回の腹壁腫瘍は前回の右卵巣腫瘍の再発であり、左卵巣腫瘍は組織学的に異なる新たな原発性腫瘍と考えられた。境界悪性卵巣腫瘍は予後良好とされるが一定の割合で再発も生じ、術後の長期間に渡る経過観察の重要性が示唆された。(著者抄録)
文献番号 2010095708