ワカバヤシ ヒデタカ   Wakabayashi Hidetaka
  若林 秀隆
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 二次出版 呼吸サルコペニア4学会合同ポジションペーパー
掲載誌名 正式名:日本サルコペニア・フレイル学会雑誌
ISSNコード:24331805
掲載区分国内
出版社 (一社)日本サルコペニア・フレイル学会
巻・号・頁 7(1),96-111頁
著者・共著者 佐藤 晋, 宮崎 慎二郎, 玉木 彰, 吉村 芳弘, 荒井 秀典, 藤原 大, 桂 秀樹, 川越 厚良, 神津 玲, 前田 圭介, 小川 純人, 植木 純, 若林 秀隆
担当区分 最終著者
発行年月 2023/06
概要 呼吸筋力低下と呼吸筋量減少が示唆される病態を呼吸サルコペニアと定義した。呼吸筋機能は生命維持に不可欠であるが,その評価は呼吸機能の定期的な評価に含まれておらず,臨床現場で適切に評価されていない。この現状に対して,呼吸サルコペニアに関する基礎的な知識,診断・評価法,メカニズム,各呼吸器疾患への関与,介入・治療法,そして今後の展望について概説し,現時点での統一見解をまとめたポジションペーパーを作成した。呼吸筋力低下と呼吸筋量減少を認めると,呼吸サルコペニアと診断される。呼吸筋量の測定が難しい場合は,四肢骨格筋量を代用として使用できる。呼吸筋力低下と四肢骨格筋量の減少を認めた場合,呼吸サルコペニアの可能性が高い(probable respiratory sarcopenia)と診断する。呼吸筋力低下のみ認めて呼吸機能低下を認めない場合,呼吸サルコペニアの可能性あり(possible respiratory sarcopenia)と診断する。呼吸筋力は,最大吸気口腔内圧と最大呼気口腔内圧で評価する。超音波診断装置とコンピューター断層撮影は,呼吸筋量を評価するために使用される。ただし,呼吸筋量減少のカットオフ値を提案するにはデータが不十分である。代表執筆者が合同で作成し,日本呼吸ケア・リハビリテーション学会,日本サルコペニア・フレイル学会,日本呼吸理学療法学会,日本リハビリテーション栄養学会の各理事会で承認を得たものである。(著者抄録)
文献番号 2023240120