タニグチ ヒロト
  谷口 浩人
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 人工膝関節置換術後の膝蓋骨骨折の検討
掲載誌名 正式名:関東整形災害外科学会雑誌
ISSNコード:03897087
掲載区分国内
出版社 関東整形災害外科学会
巻・号・頁 47(3),145-150頁
著者・共著者 西英治†, 谷口浩人*, 斎藤力, 伊藤匡史, 加藤義治
担当区分 2nd著者,責任著者
発行年月 2016/06
概要 人工膝関節置換術(TKA)後の膝蓋骨骨折について自験例を検討した。当院で2000年1月〜2013年2月の間にTKAを施行した270膝(男42膝、女228膝)のうち、6例6膝で膝蓋骨骨折を認めた。原疾患は関節リウマチ3膝、変形性関節症2膝、骨壊死1膝で、primary TKAが5膝、revisionが1膝であった。骨折型はOrtiguera分類のtype Iが3例、type IIが3例であった。明らかな受傷機転がないものも存在し、術後比較的早期に発症していた。revision症例の1例が非置換例であった。6膝とも内側からのアプローチで、revision症例のみ外側支帯乖離を行っていた。設置アラインメント不良についてはβ角が90°±3°以内に収まらなかった症例が1例存在した。最終追跡時に骨癒合がみられたのは2膝で、線維性癒合が3膝、癒合不全1膝であった。6膝とも伸展機構は保たれていた。骨折による可動域制限が生じたのは1膝で、伸展ラグが生じ歩行能力が低下した症例を1膝認めた。
文献番号 2017022227