コミヤマ ヨウコ
  小宮山 陽子
   所属   看護学部 看護学科
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 内部環境概念からホメオスタシス概念への展開―ベルナール、ホールデン、ヘンダーソン、そしてキャノン―
掲載誌名 正式名:生物学史研究
ISSNコード:0386-9539
掲載区分国内
出版社 日本科学史学会生物学史分科会 発行
巻・号・頁 (90),27-49頁
著者・共著者 小宮山(旧姓:天野)陽子
発行年月 2014/03
概要 本論文では、生物体内の液体部分を「内部環境」と呼び、その恒常性を生物
の生存条件と主張した19世紀の生理学者C.ベルナールと、 ベルナールの主張を継承
して発展させた20世紀の生理学者J.S.ホールデン、L.J.ヘンダーソン、そして、ホメ
オスタシス概念を提唱したW.B.キャノンの論考を比較検討し、内部環境概念の歴史的
展開の一断面として提示した。内部環境の恒常性の解明は、生物体内の器官や機能に
現れる協調作用を明らかにし、生物をそうした作用によって成り立つ総体と捉える生
命観の広がりに繋がっている。本論文の検討は、このような生命観の展開にも関わる
ものであり、現代の生命観との関係を視野に入れてさらに発展させる展望を有してい
る。