フルイチ ヨシヒロ
  古市 好宏
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   准教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 【門脈圧亢進症の病態を診る】症例から学ぶ門亢症へのアプローチ 門脈圧亢進症性胃症(PHG)の診断 ピロリ感染胃粘膜との鑑別を含めて
掲載誌名 正式名:消化器内視鏡
ISSNコード:09153217
掲載区分国内
出版社 (株)東京医学社
巻・号・頁 25(11),1883-1891頁
著者・共著者 古市 好宏, 河合 隆
発行年月 2013/11
概要 門脈圧亢進症症例では、胃体上部、穹窿部などに発赤、浮腫、出血を呈する粘膜病変が認められ、これが門脈圧亢進症性胃症(PHG)と呼ばれる。病理組織学的には粘膜非炎症性浮腫と血管拡張が特徴である。発生頻度は、門脈圧亢進症を伴う肝硬変患者の約50%といわれている。Helicobacter pylori感染は胃内にうっ血や浮腫などをきたし、PHGに類似した粘膜所見をきたすことがある。そのため、PHGの陽性率に影響を与える可能性があるが、直接的関与に否定的な論文もあり、一定見解が得られていない。Snakeskin pattern、cherry red spot、diffuse hemorrhageはPHGに特有な胃粘膜像であり、Helicobacter pylori感染性胃炎との鑑別の際に有用である。(著者抄録)
文献番号 2014087401