コガ ヨウコ   Yoko Kawase-Koga
  古賀 陽子
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 東京医科大学口腔外科学分野における過去12年間の顎矯正手術症例の検討
掲載誌名 正式名:日本顎変形症学会雑誌
ISSNコード:09167048/18845045
掲載区分国内
出版社 (NPO)日本顎変形症学会
巻・号・頁 28(1),28-33頁
著者・共著者 木本 明, 古賀 陽子, 渡辺 正人, 里見 貴史, 松尾 朗, 近津 大地
発行年月 2018/04
概要 顎矯正手術を施行した313例(男性109例、女性204例、平均29.0歳)を対象とした。臨床診断は下顎前突症単独が158例と最も多く、下顎後退症37例、顔面非対称29例と続いた。手術術式は、下顎枝矢状分割術(SSRO)単独症例が47.9%と最も多く、Le Fort I型骨切り術(LI)とSSROによる上下顎移動術(LI+SSRO)施行症例が27.5%であった。2016年度のLI+SSRO症例は36.5%で、増加傾向であった。骨接合は全症例でチタン製ミニプレートによるsemi-rigid fixation法を用いた。術後の顎間固定は行わず、下顎枝垂直骨切り術(IVRO)を含む全例においてエラスティックを用いて牽引し、術後の咬合誘導を行った。手術時間は、SSRO単独手術で91〜458分(平均231分)、LI+SSRO症例で254〜736分(平均408分)であった。出血量は、SSRO単独手術で0〜2250ml(平均316ml)、LI+SSRO症例で90〜2251ml(平均810m)であった。自己血以外に輸血を行うことは、現在までのところなかった。
文献番号 2019043036