エダシゲ コウヨウ   KOYO EDASHIGE
  枝重 光洋
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 偽性麻痺肩に外旋筋力低下を伴った広範囲腱板断裂に対し、リバース型人工肩関節置換術にL'Episcopo変法を併用した一例
掲載誌名 正式名:関節外科
ISSNコード:02865394
掲載区分国内
出版社 (株)メジカルビュー社
巻・号・頁 35(11),1234-1239頁
著者・共著者 枝重 光洋, 篠崎 晋久, 安井 謙二, 神戸 克明, 菅谷 啓之, 加藤 義治
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2016/11
概要 症例は68歳男性で、5年前より特に誘因なく右肩痛が出現し、徐々に右上肢の挙上が困難となった。単純X線では、肩峰骨頭間距離の狭小化と肩峰下面の臼蓋化を認めた。MRI T2強調像では棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の全てにおいて重度の脂肪変性を認めた。一次修復不可能な広範囲腱板断裂で、小円筋を含め全腱板の重度の筋萎縮が進行していたため、リバース型人工肩関節置換術(RSA)の適応と判断した。さらに外旋機能低下が著しいためRSAにL'Episcopo変法を追加した。後療法は術直後から洗顔・摂食動作などの軽い動作は許可し、全方向への他動ROM訓練を開始した。外転装具は4週間固定とした。術後8ヵ月の時点で自動可動域は屈曲140°、外旋30°で外旋lag sign陰性、Hornblower's sign陰性、JOAスコアは83/100に改善した。
文献番号 2017048018