ニシザワ ヨウコ   Nishizawa Yoko
  西沢 蓉子
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   非常勤講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 高齢発症ANCA関連血管炎に対するリツキシマブ治療の検討
掲載誌名 正式名:関東リウマチ
ISSNコード:09114807
掲載区分国内
出版社 関東リウマチ研究会
巻・号・頁 (49),187-194頁
著者・共著者 古草 倫奈, 高木 香恵, マーシャル 祥子, 島田 美希, 西沢 蓉子, 興野 藍, 小川 哲也, 佐倉 宏
発行年月 2016/03
概要 症例は85歳女性で、2年前に1ヵ月以上持続する発熱で受診した。尿中赤血球円柱の出現、腎機能障害、MPO-ANCAの上昇を認め、腎生検で半月体形成性腎炎と診断され、腎限局型ANCA関連血管炎と診断した。mPSL大量静注療法後にPSLとミゾリビンの内服を開始し、炎症反応や腎機能の改善、MPO-ANCA値の低下を認めたため退院した。その後、さらにステロイド漸減中、発熱とCRPの再上昇、赤血球円柱の出現を認めた。腎生検にてANCA関連血管炎に伴った急性間質性腎炎と診断し、ステロイド増量後にシクロホスファミド大量静注療法を施行した。解熱し、炎症反応、MPO-ANCAは基準値内まで低下した。後療法としてステロイドにアザチオプリンを併用して退院した。1ヵ月前から微熱、血液検査で白血球とCRPの上昇を認めた。ANCA関連血管炎の増悪による発熱と考え、メチルプレドニゾロンセミパルス療法を施行した。速やかに解熱し、炎症反応も改善した。経過より、ステロイド漸減に伴って再燃する可能性を考え、リツキシマブを投与した。
文献番号 2016210432