ヌマグチ ダイスケ
  沼口 大輔
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 環軸関節亜脱臼の診断におけるトモシンセシス撮影の有効性
掲載誌名 正式名:MEDICAL NOW
ISSNコード:09168745
掲載区分国内
出版社 (株)島津製作所
巻・号・頁 (82),25-27頁
著者・共著者 玉木 亮†, 和田 圭司, 油井 充, 沼口 大輔, 岡崎 賢
発行年月 2017/08
概要 トモシンセシス(TOMOS)、CT、単純X線(XP)を同時期(3ヵ月以内)に撮影し環軸関節亜脱臼(VS)を疑った26例を対象とし、各撮影法における歯突起先端からMcGregor's lineまでの距離を測定した。TOMOSもしくはCTにおける測定値が2.5mm以上の場合にVSと診断した。26例中9例(35%)のXPでは歯突起先端が不明瞭で、測定不能であった。26例中19例のCTもしくはTOMOSで2.5mm以上の異常値を認め、VSと診断した。CTとTOMOSの比較で、VS症例19例中10例のTOMOS測定値がCTの値より0.5mm以上有意に大きかった。3例はCTでは正常値であったが、TOMOSでは異常値となった。XPで測定可能であった17例中7例においてTOMOSとXPの測定値に1mm以上の差(平均2.1mm)を認めた。TOMOSとXPの測定値の差も大小様々であった。17例において両測定値間で統計的な相関関係は認めなかった。
文献番号 2017375855