マツオカ アヤコ   MATSUOKA Ayako
  松岡 綾子
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 小脳出血で発症した小児髄芽腫の1例
掲載誌名 正式名:Neurological Surgery
ISSNコード:03012603/18821251
掲載区分国外
出版社 (株)医学書院
巻・号・頁 42(6),545-551頁
著者・共著者 古畑 匡規, 藍原 康雄, 江口 盛一郎, 堀場 綾子, 田中 雅彦, 小森 隆司, 岡田 芳和
発行年月 2014/06
概要 8歳女児。発熱、嘔吐を主訴に前医入院し、CTで小脳虫部から下髄帆のやや右側にかけての高吸収域を認め、MRIのT1WIで等信号、T2WIで高信号、T2*WIで低信号を示した。水頭症はなく、小脳出血を認めた。頭痛・めまい・嘔吐等で独歩困難な状態であったが、保存的加療にて軽度頭痛を認めるのみにまで改善したため当科紹介入院となった。再度行ったCTで再出血は認めず、ガドリニウム造影後T1WIでは病変周縁に一部造影効果を認め、T2WI・T2*WI所見より第四脳室への出血によるヘモジデリン変化と考えられた。海綿状血管腫を疑い、midline suboccipital approachで開頭腫瘍摘出術を施行した。術中、辺縁にヘモジデリン様の沈着を認めた。腫瘍本体は小脳虫部を中心に認められ、異常血管が隆起し弾性硬であった。周辺の小脳組織とは境界明瞭で、肉眼的に腫瘍を全摘出した。病理診断は髄芽腫(classic)であり、術後に胸腰椎・頸椎の追加MRIを行ったが、播種性病変は認めなかった。術後療法として全脳全脊髄照射、照射野を縮小し局所照射を施行し、第142病日より化学療法を開始した。経過順調で第177病日に退院し、2年経過現在も外来通院中であるが、再発は認めていない。
文献番号 2014365450