カワジリ スミヒロ   KAWAJIRI Sumihiro
  河尻 澄宏
   所属   医学部 医学科(附属東洋医学研究所)
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 咳嗽,鼻閉を主とした花粉症に参蘇飲が有効であった2例
掲載誌名 正式名:日本東洋医学雑誌
ISSNコード:02874857/1882756X
掲載区分国内
出版社 (一社)日本東洋医学会
巻・号・頁 77(1),50-54頁
著者・共著者 津嶋伸彦†, 河尻澄宏, 木村容子
発行年月 2026/01
概要 花粉症の漢方治療として小青竜湯,苓甘姜味辛夏仁湯などがよく使用されるが,参蘇飲が有効であった報告はない。今回我々は,咳嗽,鼻閉を伴う花粉症に参蘇飲が有効であった2症例を経験したので報告する。参蘇飲は,二陳湯の方意を含み痰飲,水毒を治す作用,紫蘇葉,枳実などの気剤を含み気鬱に対する作用,および前胡も含まれ肺の清熱作用がある。本2症例は,脾虚による水毒があり,肝鬱により疏泄機能が低下し,肺の宣降機能が障害された結果,肺気不宣,肺熱から肺陰虚となり水様性鼻水を伴わない咳嗽,鼻閉を主とした花粉症と考え,参蘇飲を投与したところ有効であった。また,「肺寒」,「肺中冷」の所見がない点が小青竜湯や苓甘姜味辛夏仁湯との鑑別点と考えた。水様性鼻汁を伴わない咳嗽,鼻閉を主とする花粉症に対して,参蘇飲が鑑別処方の一つとして挙げられると考えられた。(著者抄録)
DOI https://doi.org/10.3937/kampomed.77.50
文献番号 2026120868