ホシノ ジュンイチ   Hoshino Junichi
  星野 純一
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 ARNIによるSGLT2阻害薬のinitial dip抑制効果の検討
掲載誌名 正式名:日本腎臓学会誌
ISSNコード:03852385/18840728
掲載区分国内
巻・号・頁 67(4),502頁
著者・共著者 潮雄介、片岡浩史、中居杏奈、関桃子、小林静佳、真壁志帆、川口祐輝、眞部俊、星野純一
担当区分 最終著者
発行年月 2025/06/04
概要 【目的】SGLT2阻害薬はCKD診療において重要な薬剤である。しかしSGLT2阻害薬を用いるとしばしば輸入細動脈収縮や糸球体内圧是正化によるinitial dipが起こることが知られているがinitial dipの功罪については未だcontroversialである。サクビトリルバルサルタン(ARNI)は輸入細動脈を拡張する作用があるとされ、 ARNIをSGLT2阻害薬より先行して内服していることでinitial dipを抑制できるか検討した。【方法】2022-2024年に当院でSGLT2阻害薬を処方された148名。SGLT2阻害薬処方から3ヶ月以内の外来または入院時のinitial dip (5% decline)をアウトカムとした。initial dipに関連している因子についてロジスティック回帰分析を用いて検討した。【結果】多変量解析でinitial dipに年齢(OR 0.97, 95%CI 0.92-1.0), ARNI先行内服(OR=0.20, 95%CI 0.06-0.80)がinitial dipに関連する因子であった。ARNIの先行内服によるeGFR低下抑制効果が示唆された。【結論】ARNIをSGLT2阻害薬に先行して内服しているとeGFR declineが抑制される可能性が示唆された。今後CKDの病態別に腎保護薬の処方順の検討を要する可能性がある。