ホシノ ジュンイチ   Hoshino Junichi
  星野 純一
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 トシリズマブ投与中のPD患者に発症した急性虫垂炎の1例
掲載誌名 正式名:日本透析医学会雑誌
ISSNコード:13403451/1883082X
掲載区分国内
巻・号・頁 58(Suppl.1),1800頁
著者・共著者 川口 祐輝,加藤 悠花,野村 華那,陶守 仁子,中居 杏奈,関 桃子,潮 雄介,小林 静佳,真壁 志帆,眞部 俊,片岡 浩史,星野 純一
担当区分 最終著者
発行年月 2025/06
概要 症例は63歳の男性.X-24年にキャッスルマン病の診断となり加療し,X-6年よりトシリズマブでの維持療法へ変更となった.腎機能は徐々に悪化し,X-1年にはCr:5.62mg/dLとなったため,X年4月よりPDを開始した.X年6月,APDの注液中に腹痛を自覚し,徐々に増悪傾向となったため救急外来を受診した.採血でCRP上昇はないが,排液混濁と排液細胞数増加を認めたため,PD関連腹膜炎として緊急入院となった.翌日に強い腹痛があり腹部単純CTを撮影したところ,腫大した虫垂を認め急性虫垂炎の診断となった.CEZ+CAZで治療を開始していたが診断後はMEPMへ変更し,腹痛と炎症反応は改善傾向となり退院した.トシリズマブはIL-6を抑える薬剤でCRPの上昇を抑えるため,感染症悪化の判断を難しくする可能性がある.また,PD患者の虫垂炎は診断が困難なことも多く,予後不良となる可能性がある.良好な転帰をたどった症例であり文献的考察を含め報告する.